事業内容

超高齢社会のリアルと未来 〜「暮らし」を見守るAI×電力データの最前線〜

日本は今、世界に類を見ないスピードで超高齢社会へ突入しています。

2023年時点で65歳以上の高齢者は人口の29.1%に達し、2025年には認知症高齢者が約700万人(65歳以上の5人に1人)に達するとも言われています。一方で、介護や医療の現場では慢性的な人手不足と予算の制約が深刻化しており、従来型の訪問や通院だけでは対応が困難になりつつあります。

そうした中、私たちは、「見えない暮らしの変化を可視化する」という新たなアプローチで、この社会課題に挑んでいます。

  • 奈良県立医科大学発のスタートアップ企業との連携
    私たちは地域医療連携の研究と実践を続けてきた奈良県立医科大学を母体とするコンソーシアムから生まれたスタートアップ企業、MBTリンク社と営業サポート契約を結ぶことで、科学的根拠に基づいたサービスを展開しています。医学、福祉、環境、AIの専門家が連携しながら、「暮らし」そのものを健康支援のプラットフォームと位置付けています。
  • 東京電力グループ製センサーを活用した高精度・低負担設計
    私たちが推奨するのは、東京電力グループ・エナジーゲートウェイ社製の電力センサー。このセンサーはもともと家庭の省エネ目的で数十万台以上が量産されてきたもので、1分単位の高頻度計測と、10種以上の家電識別を可能とする極めて高精度なものです。
    しかも設置はわずか15分程度の分電盤工事のみ。カメラやマイクなどの侵襲的機器を使わずに、居住者のプライバシーを守りながら見守りができる点も大きな特徴です。
  • 自治体・医療機関・家族を結ぶ「地域見守りネットワーク」
    収集した電力データはAIにより分析され、生活リズムの変化や異常をスコア化し、家族・医療・介護・地域包括支援センターと連携する形で共有されます。
    たとえば「テレビの稼働時間が深夜に偏る」「IHの使用頻度が落ちる」など、生活のわずかな変化が認知機能の低下やフレイルの兆候として検知され、遠隔でも迅速に対応できる体制が構築されています。
  • AIによる将来の医療費予測、早期介入による予防効果
    MBTリンクが開発したAIは、ライフスタイルスコア(LSS)を継続的に分析することで、「体調変化の兆し」や「将来の要介護リスク」を予測することが可能です。
    実際に、スコア低下が見られた方の約2ヶ月後に入院が発生した事例や、医療費の増減とLSSスコアの相関関係を示す研究も進行中です。
    これにより、「重症化の予防」「早期の通院判断」「無駄な医療費の削減」など、医療・介護財政の持続性にも貢献するソリューションとして注目されています。

日本が直面する最大級の社会課題「高齢化」に対し、再現性・拡張性のあるソリューションを提供できる稀有な企業として、既に複数の自治体での実証・導入が進み、今後は全国展開も視野に入れています。

代理店募集中

株式会社MBTリンクが提供する「電力センサを使ったライフスタイルセンシングの見守り」事業を一緒に広めてくれる代理店を募集しております。
詳細はお問い合わせフォームからお願いいたします。